短期の海外生活であればWi-Fiのみで生活できるかもしれませんが、留学や駐在などでまとまった期間生活する場合、携帯電話が必要になってくるでしょう。
目的に合わせ、どう使うのが便利でしょうか?詳しく見てみましょう。
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日本の携帯を使う(オススメ度×)
2~3日の旅行であれば各携帯会社の海外ローミングプランを使えば便利そうですが、長期滞在には向かないでしょう。詳しく説明します。
国際ローミングに注意
海外で日本の携帯をそのまま使ってしまうと、高額の請求がくる話は有名ですよね。でも、なぜでしょう。
まず日本国内では契約している回線につながっていますが、海外へ出た際にスマホの設定の『データローミング』がオンになっていると契約外の海外の回線につながってしまうことがあります。
それで場合によっては数十万円単位の請求が来てしまうことがあるのです。そんなことは避けたいですよね。現地でWi-Fiのみ使いたければ、ひとまず機内モードをオンにすることで防げるでしょう。
auやdocomoの海外ローミングプランを使っても、安くてもデータ通信に1日980円はかかってしまうのでこれは現実的ではありません。また、Wi-FiのみではスカイプやLINEなど、オンライン電話のみしか使えないので、特に長期の場合はいざという時に不安かもしれません。
日本で海外携帯レンタルする(オススメ度◎)
レンタル携帯は日本で受け取り、現地に着いたらすぐに使えます。使った分だけ後から支払うので、初めての海外や英語に不安があっても、複雑な契約をしないでスムーズに連絡できるのは安心ですね。
レンタルには期間の縛りがありませんし、3か月以上の長期プランもあり、手軽さは抜群でしょう。長期プランがあるレンタル会社には『トラベルコム』が挙げられます。レンタル会社では珍しく、スマホの貸し出しも行っています。
レンタルでは地域ごとのプランが充実していることも多く、国をまたぐことがあっても安心です。
デメリットとしては、SMSができない機種があることが挙げられるでしょう。さらに、補償制度がなければ盗難や紛失があった際に全額弁償しなければならないことがあるので注意が必要です。
携帯レンタルについて詳しくはこちらもお読みください>>『人気の海外携帯レンタル、10社徹底比較!』
日本で海外携帯を買う(オススメ度◎)
プリペイド携帯のように、日本で携帯を事前に買っておけば現地についてすぐに連絡ができて安心です。長期で滞在する場合や往復する場合は特に、レンタルとは違い毎回電話番号が変わることもなくなり手軽でしょう。
例えば『モベル』ではレンタルも行っていますが、1年に2回以上レンタルするより買った方がお得になります。基本料などの維持費がかからず、使った分だけの請求になるので、もし普段は使わなくても、急な用事ができた際に国際電話ができるのは安心ですね。
『アメスマ』ではアメリカ用スマホを扱っています。一番安い月額30ドルのプランでも、アメリカ国内通話無料など地域に特化したプランがあるのは嬉しいですね。
現地でプリペイド携帯とSIMカードを買う(オススメ度〇)
海外ではプリペイド携帯やSIMカードを勧められることが多いかもしれません。空港で売っていることがほとんどなので、現地についてすぐに買うことができます。英語で会話するのが不安でも、空港だと店員が外国人に慣れているので、トライしやすいでしょう。
また、前もって金額を払っておくので、使いすぎて高額請求が来る心配が必要ありません。そのため学生にも使いやすく人気です。
注意が必要なのは、SIMカードはそもそもSIMフリーの携帯でなければ使えないため、前もって携帯会社か個人でSIMロックの解除を行っていることが前提であることです。さらにチャージ分した分が途中で切れてしまっては使えなくなります。
またプリペイド携帯になると、ガラケーのような古い型の携帯になります。Wi-Fiを拾う通信用と電話用で2台の携帯を持ち歩くことになるのがほとんどで、荷物がかさばってしまうのが難点かもしれませんね。
スマホのスリに注意!
日本からスマホを持っていく人も多いでしょう。特に使っている人の多いiPhoneは、海外でも高値で取引されるので狙われやすく、油断するとスリに遭いやすいです。カフェやレストランのテーブルに置きっぱなしにして席を立つようなことは絶対にしないでください。
常にチャック付きバッグの中に入れておくなど、しっかり身に着けておきましょう!
もしスリに遭ってしまった場合、保険がきく場合もあります。レンタル携帯であれば補償条件、その他は海外保険やクレジットカードの保険等、自身の保険の内容をしっかりチェックしておきましょう。
海外で携帯を契約する(オススメ度×)
契約となると、英語など現地の言葉がある程度分からないと、訳が分からないまま複雑な契約をしてしまう可能性があり、お勧めできません。
さらに購入となると、気になるのは縛り期間ですよね。これは国によって様々ですが、クレジットカードがなければ契約できなかったり、日本のように2年間の縛りがあったりすることが多いです。長い期間住む予定がなければ、プリペイド携帯・SIMカードで十分でしょう。
特にアメリカの場合、外国人がプリペイドでない携帯電話を契約するのには社会保障番号やアメリカ(ハワイ含む)でのクレジットヒストリーが必要となり、何かとハードルが高いのです。
詳しくはこちらも合わせてお読みください>>『米国へ旅立つ前に。スマホまるごとレンタルで電話も通信も楽々』
まとめ
いかがでしたか?初めての海外はただでさえ不安だらけですし、安定して連絡が取れる環境があるとひとつ心配ごとが減るのではないでしょうか。
長期滞在には、日本で海外携帯をレンタルか購入、または現地でプリペイドの携帯・SIMカードを買うのが無難でしょう。